記念すべき第1回サイエンスバー。
無事(?)開催終了しました。
記念すべき第1回サイエンスバー。
無事(?)開催終了しました。
講演者の平野さん。運営が指し棒を忘れ、シャッターを降ろす棒を持つはめに。(すみませんでした!)
演題:
『ごみDNAは、宝の山!?』
話し手:平野 孝昌(慶應義塾大学医学研究科 RNA研究者)
DNAは何で出来ているのか?
DNAの情報を元にして出来るもの、それを仲介するもの。
自分のDNAの中に、勝手に遺伝子組替えを起こす部分があるそう。
エイズウイルスは宿主のDNAに自分のDNAを入れて増えるらしい。
コピペで増殖する、利己的な遺伝子の存在「トランスポゾン」??
自分の遺伝子なのに、組み替えで癌の原因にもなる!
ヒトゲノム計画で分かったことについて。
あれ?ヒトって、遺伝子数が線虫とあんまり変わらない・・。
ヒト、全DNAの1%しかタンパク質の情報が載ってなかった。
と思ったら、特殊な領域「トランスポゾン」が沢山ある!
↑悪さばかりじゃない。”進化の道具”としての一面もあるらしい。
技術革新→全ゲノムが直ぐ解読できるようになった!
遺伝子じゃないはずの「RNA」が遺伝子的な役割をもつ??
”小さなRNA”の大きな役割。It’s a Small “RNA” world!!
複雑な生物ほど、”小さなRNA”が増える!
“小さなRNA”が覆す、これまでの常識。癌診断にも!?
平野さんの研究対象の”小さなRNA”、「piRNA」について。
とても種類が多いものの、その役割は謎だらけだそうです。
生物に複雑さを与えるのは「ごみDNA」かもしれないーー。
長年の定説を覆し得る、とてもホットな研究のお話でした!
カクテルやビールも用意しましたが、ワインが一番人気でした。
第1回目は、お陰さまで満員御礼で始まりました。
男女比はほぼ1:1。
都内在住の方だけでなく、なんと群馬県からはるばる来て頂いた方達も。ありがとうございます!
今回は遺伝子の話。高等生物の複雑さを生み出すカラクリについてお話して頂きました。→
ワイン片手にライフサイエンスの話を楽しむ。みんな結構真剣。
1回目を終えて:
運営なのに、観客みたいに楽しめました。
RNAって奥深いですね。 とても充実した内容でした。
でもちょっと詰め込み過ぎたかも?(運営のリクエストです)
平野さん、1回目のご講演ありがとうございました!! 運営部
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